ロサンゼルスの山火事の原因は?
ロサンゼルスの山火事の原因は野焼きを〇〇したこと
カリフォルニア州森林保護防火局が発表した資料によると、
2021年の初めから8月5日までの山火事による燃焼面積は、
前年同時期の2.5倍に達しました。
具体的には、2020年の1月から8月までの期間で26万エーカー
(約1052平方キロメートル)が焼失したのに対し、
2021年の同じ期間では66万エーカー(約2,672.4平方キロメートル)が焼失しています。
これは、神奈川県の面積よりも広い範囲が山火事の被害を受けたことになります。
今回起こったカリフォルニア州の火災よりも前に、
大規模な火災があったようです。
それにしても神奈川県の面積が2,415平方キロメートルですから、
それより広い面積が焼けたとは驚きです。
これだけ被害が拡大した理由は、「先住民が行っていた野焼きの軽視」
だそうです。野焼きによって希少な生き物が失われることを心配したことが
大きな理由。
先住民たちは野焼きして燃えやすい草をある程度焼いていました。
灰にしておけば、それ以上は燃えないからですね。
しかし、野焼きをした以外のエリアで火災が起きる場合もあるので
万能ではないようです。
それでも、一部でも焼いておけば被害は小さくなるかもしれませんね。
ロサンゼルスの山火事の原因は人的なものも
野焼き以外にも、不幸が重なりました。
まず、消防隊員の採用と教育がうまくいかず、
熟練していない職員が一定数いるようです。
消防車のホースを使うのでなく、バケツを持って
火元へ走っていく職員の姿がありました。
動画で見たんですが、「それちゃう!ホース差せばいいんだよ!」
って言ってあげたいくらい、ヤキモキしました。
もしかするとホースを使えない理由があるのかもしれませんが、
適切にできていれば被害は少し小さくなっていたかもしれません。
また、ワカサギの保護をするために、川の水を消火用に貯めなかった
ことも原因の一つです。
環境保護も大事ですが、あまりやりすぎるのもどうかな…
バランス難しいですよね。
消火用のホースを使わなかったのも、水が十分ないからだったかも
しれないし、予算が削減されていたせいかも知れない。
いろんな理由が重なって、悲劇が起こされたのかもしれません。
ロサンゼルスの山火事の原因は強風?
カリフォルニア州は実は、2017年にもベンチュラ郡で火災が起きていました。
アパートなどを焼いたほか、大きな被害が出ています。
カリフォルニアは雨がほとんど降らないカラッカラの乾燥地帯ですし、
今回は秋から冬にかけて吹く、サンタアナ風という乾燥した
強風も輪をかけました。
何らかの原因で起きた山火事が
サンタアナ風に乗って広がってしまったようです。
今も被害が収まりませんので、一刻も早く鎮火されますように。