アメリカ山火事の映画3選。山火事の怖さと人間ドラマ


アメリカ山火事の映画オンリーザブレイブ



『オンリーザブレイブ』は2017年のアメリカ映画です。

2013年に起きたヤーネルヒル火災の伝記映画で、アリゾナ州プレスコット市
消防局に属するグラナイトマウンテンホットショッツの出動から最期までを
描いています。

2013年に起きた山火事では落雷を原因として、山火事による被害が拡大します。

ホットショッツのメンバーは、火を囲い込むために燃えそうなものを燃したり
防火線を張ってガードしようとしますが失敗。
防火テントで耐えようとしましたが、炎の温度が1090度に達していたため
メンバー20名中19名がなくなります。

この1090度という温度は、例えば溶岩であるとか、溶鉱炉での
温度に近いようです。
ちょうど時速35キロほどの風が吹いていたので、火災の勢いが強くなって
火災旋風が起きていたのかもしれませんね。

消火のプロであるホットショッツが火災の前でなすすべもなかったという、
ショッキングな映画です。
アメリカ映画というと強くてタフなアメリカンヒーローが思い浮かびますが、
この映画は自然の恐ろしさを描くほうに重点を置いているように思います。
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アメリカ山火事の映画 ファイヤークラッシュ 灼熱のカタストロフ



2002年に公開された、原題superfire。
ファイヤークラッシュ 灼熱のカタストロフのストーリーは、
ある消防パイロットは、以前の同僚がなくなったことについて責任感を感じています。

そんな彼ですが、仕事を辞めずにいた矢先、新しい任務としてポートランド・オレゴン州での
激しい森林火災に出動。都市全体を危険に陥れる大火災に、主人公は立ち向かいます。

この映画は作りがあまり丁寧でないことから(予算もあまり出なかった)
あまりヒットしなかったようです。DVDさえ発売されていないそう。

でも、燃え盛る火の勢い、主人公が前から危惧していた爆発的な
炎の威力は迫力があります。

消火剤を詰めた大きな筒を、アシスタントの女性が懸命にセッティングするも、
出っ張りに引っかかって落ちていかないシーンなどハラハラしました。

山火事の消火って、ボタン一つでばーっと消火剤まいているように思っていましたが、
現場は予想以上に大変なのかもしれませんね。

山火事に対して危機意識が少ない人も多そうなので、こういう映画を
放送して教育に役立てるのもいいかもしれません。


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ロサンゼルス山火事の映画 山火事に挑む



映画「山火事に挑む」(原題: "A Fire Called Jeremiah")は、1962年に製作された作品。

1963年4月27日に公開されたアメリカのドラマです。

1940年、とある山火事が発生します。最終的には鎮火までに10日かかり、13万エーカーを焼き尽くしました。

今回消火活動にあたるのが森林警備隊と呼ばれる人々です。

確かに日本でも山火事は起きますが、アメリカの場合森林近くに住宅地などが
ありますし、強い風がよく吹くようなので被害も広がりがち。

それにしても、アメリカは消防隊だけじゃなくてホットショッツや森林警備隊など
消火にかかわる人がたくさんいるんですね。

国土も広いですし、確かに州の消防隊で街中の火災から山火事まで
すべて対応していたらパンクします。

映画では森の中で巻き起こる火災の緊張感と、消防士たちの献身的な努力が感動的に描かれています。
特に、当時の技術を駆使して撮影された山火事のシーンは圧巻。

今回のアメリカロサンゼルスの山火事は、火災の恐ろしさを知らない市長の
判断ミスもありそうですね。

もし市長がこうした映画を見て、山火事の恐ろしさを知っていれば
消防予算を減らすなどという失敗はしなかったでしょう。
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